前撮り京都

最初に「結婚式の前撮り」とは

結婚式の前撮りは、挙式当日の「挙式前」または「挙式後」のわずかな空き時間を使って撮影するというものでした。
近年に入り、「結婚式の前撮り」の意味も変化してきており、今では挙式日の数か月前に事前に写真撮影することが結婚式における「前撮り」と認知されるようになりました。
昔から「七五三」や「成人式」のスタジオ撮影では事前に撮影する「前撮り」というものがありましたね!
その結婚式バージョンがここ数年で徐々に普及してきたのです。

ホテルやレストランなどの挙式会場・写真スタジオ・衣裳店・結婚式のプロデュース会社など、主催側の得意分野に特化した多種多様なサービスの前撮りプランが毎年のように増えており、選ぶ側もそれなりの知識をもっていないと損をしてしまいがちです。
これから結婚式の前撮りを検討されている方にとってわかりやすいように、プランを選ぶ際のポイントやおすすめをまとめていきたいと思います。

結婚式の前撮りは、大きく分けて2種類。
従来型の「スタジオ撮影」と外ロケ型の「ロケーション撮影」があります。

近年、人気なのが話題にもなっている外ロケ型の「ロケーション撮影」です。
このロケーション撮影とは、婚礼衣裳を着て、街中・神社・洋館・海・公園などで撮影することを言います。
みなさまも一度はフェイスブックなどのSNSで、知り合いがロケーション撮影している写真をご覧になったことがあるのではないでしょうか。

京都のスタジオでの前撮り

従来のスタジオでの前撮り

京都でのロケーション前撮り

人気のあるロケーション前撮り


なぜ「ロケーション前撮り」が人気なのか

オシャレにセットされた「ハウススタジオ」のようなスタジオを除いて
スタジオで撮影される台紙付き写真のように「記録に残すためだけの前撮り写真」よりも

● より自然な表情を写真に残せる
● いろんなロケ地での写真撮影を楽しめる
● 季節感を楽しみながら写真が撮れる

というのが多くの人に支持されている人気の理由です。

さらに掘り下げていくと、ロケーション前撮りには2種類あり、和風な街並みで撮影する「和装のロケーション前撮り」と洋館や海辺で撮影する「洋装のロケーション前撮り」です。
その中でもとりわけ、全国的に見ても人気なのが「和装のロケーション前撮り」。

「和婚ブームだから人気なの?」と思ってしまう人も多いと思いますが、実は違うんです。
ドレスはむしろ和装よりも人気があり、結婚式当日はドレスを着られる新婦様が圧倒的に多いです。
結婚式は「洋装」、前撮りは「和装」という風に2種類の衣裳を楽しむ方が増えてるのです。
一生に一度は「和装」も着てみたいという女性心理のニーズに応えているのが「和装のロケーション前撮り」の人気につながっているというわけですね。

京都の街並みでのロケーション前撮り

京都の古風な街並みで撮るロケーション前撮り

紅葉の中でのロケーション前撮り

紅葉や桜など季節感も楽しむロケーション前撮り


具体的にどういう「前撮り」がオススメなのか

ドレスでの前撮りなら「洋館での撮影」「富士山での撮影」「浜辺での撮影」とおすすめが絞れないのですが、和装での前撮りといえば、おすすめは間違いなく「京都」!

「和装の似合う古都の街並み」と「着物の本場の京都」という京都にしかない魅力があるからです。

関西圏以外の方は「京都なんて遠くて行けるわけがない!旅費の方が高くつく」と笑ってしまうかもしれませんが、今や日本全国からわざわざ、京都まで前撮りの撮影をしに来られるほど。
意外なことに、京都でロケーション前撮りをされる方は「京都の人」よりも「関東から来られる人」の方が多いです。

結婚を目前に控え、費用面でもかなり厳しくなってきているはず…
それでもなぜ、遠方から旅費をかけてまで、前撮りされる方が多いのか。
それには少しロケーション前撮りの価格に「からくり」があります。

東京の人の例を挙げてみますと

挙式会場(ホテルなど)が主催している「前撮りプラン」は平均25万円ほど。
【フォトデータは別途数万円で購入、写真も台紙写真1ポーズしか基本では付いていません】

それに比べ、

京都のフォトスタジオや衣装店が主催している「前撮りプラン」は高くても15万円ほど。
前撮りでは京都で一番人気のあるプランを例にとりますが

● 写真:プロのウェディングフォトグラファーが撮影
● 衣裳:撮影用衣裳ではなく婚礼本番用の京都の和装が着れる
● ロケーション:京都のロケ地を2ヶ所で撮影してくれる
● フォトデータ:撮影したもの全部頂ける300枚くらい
● アルバム:10ページのデジタルアルバムがついている

写真の質も申し分なく、これだけ充実した前撮りが15万円で撮影できるので、びっくりするほどお得なプランなのです。

もうお分かりですね!
「挙式会場で前撮り」をするより「京都へ旅行&結婚式の前撮り」をした方がはるかにお得というわけなんです。
しかも写真もいっぱい撮ってもらえてオススメなのです。

しかしながら、こういうフォトスタジオや衣装店主催のロケーション前撮りプランがあるということを、「挙式会場」や「プロデュース会社」では決して教えてくれない情報ですので、知らない人も多いのが現状です。

由緒ある神社での和装前撮り

京都らしい寺社仏閣での和装前撮り

竹林での和装前撮り

和が似合う竹林での和装前撮り


「前撮りプラン選び」で後悔しないための5つのポイント

ロケーション前撮りプラン選びの際に特に気をつけておきたい大きな5つのポイントをピックアップ。
「写真」「衣裳」「ヘアメイク&着付け」「ロケーション」「アルバム&データ」
大きくはその5つのポイントさえ押さえておけば、満足のいく楽しい前撮りができると思います。

【写真】はウェディング業界のプロカメラマンが撮影しているかどうか?

アルバイトや本業がカメラマンでない方も撮影しているケースがあったりします。
特に和装での前撮りは経験が写真の質を左右しますので、プロのウェディングフォトグラファーであることが必須です。

【衣裳】は上等なものを扱っているかどうか?

よくありがちなのがスタジオ撮影などで陳列されている婚礼本番では決して使えない「撮影用の衣裳」。
着物に詳しい人以外は見た目はわからないかもしれませんが、安価な和装は重くてゴワゴワします。
しっかりした衣裳は京職人が手作りで縫い上げており、織りもきめ細やかで、装飾が多いのに軽いのです。

【ヘアメイク&着付け】はブライダルメイク&着付けを手掛けているプロかどうか?

顔を真っ白に塗り、真っ赤な口紅をさし、ひと昔前のような厚化粧をして撮影している前撮りもあります。
かつらによくある伝統のヘアスタイルの文金高島田を合わせる場合でも、今はそんな風にメイクをしません。
洋髪であっても日本髪であっても衣裳に馴染むようなナチュラルメイクが主流です。
また着付けも人の技術で大きく左右し、技術の高い着付け師が着付けをすると比較的、分厚いタイプの「打掛」の衣裳でもスタイルがよく仕上がります。

【ロケーション】は好みのところが選べるかどうか?

撮影のロケーション選びは大事だと思います。
和装ならば、古風な街並み・神社・お寺・竹林・和室・歴史的建造物・桜や紅葉など季節感のあるロケ地などバリエーションが多く選べるところがおもしろいと思います。
ロケーションを2ヶ所選べるぜいたくな前撮りプランなどもあるくらいです。
中には、その業者しか撮影できない場所があったり、ホームページなどで公開していないロケ地などもあったりしますので、ぜひ打ち合わせの際に聞くのがよいかと思います。
また裏話として「思い出の場所」で撮影したいというリクエストまで叶えてくれる業者さんもいます。

【フォトデータ&アルバム】はどんなものがプランに付いているかどうか?

チェックすべきは「フォトデータの枚数」「アルバムの質(ページ数やサイズ)」です。
プランによっては、データのみのアルバムが付いていない低価格なものもありますので、プラン内容を十分に比較検討し、自分に必要なプランを見つけてください。

前撮りをしてくれる京都のカメラマンのこと